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池の平(いけのだいら)は静岡県浜松市天竜区(旧磐田郡水窪町)にある亀ノ甲山の中腹付近にごく短期間だけ出現する池、もしくはその池が出現するくぼ地のことである。 遠州七不思議の1つに数えられる。 == 概要 == 標高約880mの「亀ノ甲山」北側の標高650m付近には、くぼ地が広がっており、普段は何の変哲も無いスギやヒノキが生えた林となっている。ここに、およそ7年周期で夏の終わりに突然池が出現し、数日から20日間というごく短期間のうちに水が引いて、元のくぼ地に戻る。こうしたことから出現した池は幻の池とも言われ、池が出現すると、その神秘的かつ幻想的な光景から毎回多くの観光客で賑わいを見せる。 出現する池の規模は縦70m、横40m、水深1.2mほどである〔このサイズは、2010年に出現した際のもの。御手洗清は、著書の「遠州七ふしぎの話 第一集」で、池のサイズを長径60m、短径40m、湖岸長280m、水深4mに達するとしている。〕。 池の成因は詳しく解明されておらず、「斜面に降った雨水が、1~2ヵ月後に崖下泉として湧き出してできる」〔村上哲生・滝玲加・舟橋純子・宮部敏枝・宮部啓恵・服部典子:季節的に現れる湖の成 因―「池の平湖」(静岡県水窪町)の事例―.日本陸水学会東海支部会第3回研究発表会講 演要旨集.22.(2001)〕、「草木の保水力によって雨水が集まってできる」〔水窪町商工会 池の平紹介ページより(市町村合併によりサイト消滅) - Internet Archive (2007年9月27日版)〕などの説があるが、確たる説はない。 なお、アメリカの陸水学者であるジョージ・イヴリン・ハッチンソンによる湖沼の類型化(1957年に75種類の湖沼の型を発表)にも、このような特殊な湖沼についての記述はみられない〔村上哲生・石田なつみ:「一時的に出現する湖跡に見られる珪酸質の微小生物遺骸」(2008)〕。 池の出現地点の付近には、水窪観光協会が設置した、池に伝わる言い伝えや伝承について説明する立て看板がある他、この地で没したと伝えられるおかわ御前を祀った祠が建立されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「池の平 (浜松市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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